一点しか無いレンズ肉厚を、探して測る
非接触レンズ肉厚測定機
CTgauge S / CTgauge R
レンズ中心肉厚の非接触高速測定が実現しました。
同時に⊿H(Sag)測定も可能。
合否判定機能を搭載し、検査成績書出力が可能です。

特徴② 「 中心肉厚測定の正確性を上げるために 」
この装置は高さ方向の変位を読む装置です。分類としては測長器に属します。従って装置校正には高さ校正が必要なのでブロックゲージを使います。
また肉厚軸に対し傾斜せずに測る事も大事です。その具体的な手法を紹介します。
特徴②-1 校正
校正方法
【 ブロッグゲージによる比較測定 】
複数のブロックゲージでZ軸エンコーダーを精密校正。また測定自体は反射式なのでレンズの屈折率には依存しません。


【 水平配置 】
校正時、ブロックゲージは毎回同じ姿勢で配置される事が必要です。この対策として冶具内部にマグネットを内蔵しています。
特徴②-2 チルト調整機構と3Dマップ

斜めに測らない工夫
【 チルト調整機構 】
平行平面板を使って変位計とサンプルの直交調整が可能。そしてズレにくい傾き調整機構を採用。

サンプル搭載ステージを変位計に対し直交配置します。それには一度平行平面板を測り、その3Dマップを表示から現在どちらの方向に傾いているかを調べます。それが分かれば傾き調整機構で解決出来ます。

【 3Dマップで水平を確認 】
測定光がサンプルに斜入射しない為にはステージのチルト調整が必要です。
この装置では測定面の3Dマップ表示が可能です。この機能によりステージが今どの方向に傾いているかが分かります。